「縦割り保育」って何? メリット&デメリットと導入の参考事例を紹介

七田式教育やヨコミネ式教育など、若い著名人が受けていた幼児教育法が一般に広く知られるようになりました。近年は幼稚園だけでなく、保育園でも実施してほしいという保護者の要望が増えているかもしれません。

日本では同じ年齢の子どもを1クラスに集めるのが主流ですが、海外発祥の教育法では、異なる年齢の子どもを一緒に集めて行う「縦割り保育」が目につきます。日本でも取り入れる園が増えている「縦割り保育」とは、どんな保育のスタイルなのでしょうか。

縦割り保育とは

日本で多く採用されているクラス分けは「年齢別保育」や「同年齢保育」と呼ばれ、4月1日時点の年齢を基準にしています。一部例外はあるものの、4月1日時点で1歳の子どもは1歳児クラスに振り分けられるのが一般的です。

一方、「縦割り保育」は年齢によるクラス分けを行いません。1つのクラスに異なる年齢の子どもたちが集められます。

クラス分けの仕方は園によってまちまちで、0~2歳児と3~6歳児と大きく分けるケースもあれば、それぞれの年齢の子どもを同じ割合で振り分けるケースもあります。また縦割り保育を毎日行う園もあれば、週に何日かを縦割り保育に当てたり、1日の何時間かを縦割りにするケースも見られます。

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縦割り保育のメリット&デメリット

核家族化が進み、特に都市部では1世帯当たりの同居人数が減っています。近所付きあいも減る傾向にあり、日常生活において年齢の異なる子ども同士が自然に関わる機会も減っています。このような状況下において、年上や年下の子ども同士を1クラスにまとめて行う「縦割り保育」には、どんな利点があるのでしょうか。

メリット

発達状況の差による心理的負担を軽減できる

幼児期は成長スピードが早いため、4月生まれと3月生まれでは発達状況に大きな差が出てしまいます。「年齢別保育」では早生まれの子どもが劣等感を感じやすい環境になりがちです。その点「縦割り保育」なら発達段階の近い子どもを集めたり、グループを構成する子どもの年齢の幅を広げたりできるので、生まれた時期による差を感じにくくなります。

自然にお互いを思いあう心が育つ

子どもは自分よりもできないことが多い年下の子どもに対して、何かを教えようとしたり、危険から守ろうとしたりします。責任感が芽生え、リーダーもしくはサブリーダー的な役回りを演じ始める子どもも自然と現れます。自分が遊びたい気持ちを我慢して年下の子におもちゃを譲ったり、大人に代わって靴を履くのを手伝ったりする子もいます。そういった行為を大人に褒められれば、それが自信や自己肯定感につながります。

子どもにとって年上の存在は憧れの感情を呼び起こします。彼らのようになろうとして新たなチャレンジを始めたり、自分が年上になったときに「こんなことをしてあげたい」といった理想を抱くようになります。年齢差があることで違いを受け入れやすくなり、自ずとお互いを認め合える関係ができるようです。

デメリット

発達段階の差に配慮した保育計画が必要

「年齢別保育」では発達段階が同じくらいの子どもたちに保育を行うため、画一的なねらいを設定した保育を実施することができます。しかし「縦割り保育」では発達段階が異なる子供たちが集まるため、全員が興味を持てる保育内容を検討しなければならず、保育者に負担がかかります。

力の強弱が人間関係に反映されてしまう可能性も

異なる年齢の子どもが集まると、力の差がそのまま人間関係に反映されてしまう可能性があります。ストレスを感じている子どもが自分のイライラを発散するために、自分よりも弱い子どもからおもちゃを横取りするような事態も想定されます。自分以外の子どもと接する機会が少ない一人っ子は、どのように振る舞えばいいのかわからず困惑するかもしれません。一人ひとりの子どもに合わせたフォローが必要です。

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縦割り型を採用する教育法

縦割り保育はクラス分けの仕方や実施の頻度などに決まりはありません。統一されたメソッドがないため自由度が高く、どのように取り入れるべきかは判断が分かれる部分だと思います。

世界には縦割り型を採用している幼児教育法がたくさんあります。これらを参考にしながら、独自のやり方を検討してみると良いのではないでしょうか。

モンテッソーリ教育

イタリアの医学博士・幼児教育者マリア・モンテッソーリが考案したモンテッソーリ教育は、「子どもには、自分を育てる力が備わっている」という前提に立ち、自由の保障と整えられた環境で行われる教育法です。本来は人間として完成する24歳頃までを4つの発達段階に区切り、一貫して行われる教育法ですが、日本では小学校以降の自由教育が認められていないため、幼児期だけを取り入れているケースが多いです。

モンテッソーリ教育では子どもの自主性を尊重し、本人がやりたいと思うことだけをやらせます。そのため集団で同じ活動を行うことがほとんどありません。保育者は子どもを観察し、彼らの自発的な活動を援助する存在として環境の一部に位置づけられます。子どもたちの興味をそそる教具を用意し、0歳~3歳・3歳~6歳といった異年齢混合のクラス編成で社会性や協調性を促します。

<参考>
日本モンテッソーリ教育総合研究所:モンテッソーリ教育について
サンライズキッズインターナショナルスクール:モンテッソーリ教育とは

イエナプラン教育

イエナプラン教育は、教育学者ペーター・ペーターゼンが始めた教育モデルです。ドイツで発案されましたが、教育の自由が憲法で保障されているオランダで発展を遂げています。健常児と障がい児が同じ教室で学び、自分の良さや弱みを知るとともに他者の長所を認め、お互いが協力しながら学びを深めていきます。

オランダでは4歳から小学校に通うため、4歳~6歳、6歳~8歳、9歳~12歳のクラスが編成されます。いくつかのグループに分かれて活動し、学級担任はグループ・リーダーとして子どもたちの自主的な学びをサポートします。

<参考>
FutureEdu TOKYO:オランダで普及している「イエナプラン」教育から学ぶ、21世紀にふさわしい全人教育の形

<関連記事>
ドイツ発祥の『イエナプラン教育』。自律と共生を学ぶ教育とは?

ピラミッドメソッド幼児教育法

ピラミッドメソッドはオランダの教育心理学博士フォン・カルクが開発し、オランダ政府教育機構Citoが国内に提唱した3歳から6歳までの幼児教育法です。自分で考え、判断する力を養うことに重点が置かれ、「保育者の主体性」「子どもの主体性」「寄り添う」「距離を置く」という4つの基礎概念に基づき実施されます。

ピラミッドメソッドには4つの主要なプログラムが用意されていす。中でもプレイプログラムは独特です。まず保育室をパーテーションで区切って絵本コーナーやおままごとコーナーなどを用意します。

どんな遊びのコーナーがあるのかをプランニングボードで図解し、子どもたちはボードを参考に自分がしたいことを選びます。年齢によってクラス分けしたり、全員で同じ遊びをするのではなく、子どもが自主性を存分に発揮し、自分の興味に従って活動します。

<参考>
エデュペディア:「ピラミッドメソッド(ピラミーデ:Piramide)」子どもの自律を目指すオランダの幼児教育

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まとめ

「縦割り保育」は、異年齢の子ども同士が関わることでお互いの違いや個性を受け入れ、心地よく生活できる距離感を自然と身に着けられる保育の形です。ただし保育者には子どもを注意深く観察し、それぞれの子どもに合わせたサポートが求められます。

さまざまな発達段階の子どもを担当するため、年齢別保育に比べると保育者の負担が増える可能性があります。しかし一般社会においては異なる年齢の人同士が会社やコミュニティを形成しており、同じ年齢の人だけで構成されるグループはむしろ不自然です。

保育士不足の現状において、縦割り保育を取り入れることは難しいかもしれません。しかし週に1時間でも取り入れてみると、保育の幅が広がるのではないでしょうか。

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<関連記事>
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