心がじんわり楽になる!保育士も身につけたいタッチングケアのすすめ

毎日の登園時に、「気持ちに余裕がないのかな・・・」と感じる親御さんはいませんか?お父さんもお母さんも仕事や育児に追われて気持ちに余裕がなくなると、子ども達も情緒不安定になりがちですよね。いくらなだめても機嫌が直らなかったり、赤ちゃん返りしている子どもへの対処には苦慮することも多いと思います。でもそんな時こそ、タッチングケアが役に立つかもしれません。

タッチングケアとは

親子の手

タッチングケアとは、手でなでたりさすったりすることです。人は優しく触れられると心が穏やかに落ち着くことが明らかになっており、痛みや不安の軽減にもつながるため、主に医療や介護の現場で取り入れられています。

同じ目の高さで視線を合わせ、声をかけながら優しく手を包み込むだけで、子どもに安心感を与えることができます。さらに手や足をオイルでなめらかにさするタッチセラピーなら、少しずつ気持ちが落ち着いて、今までなかなか言ってくれなかった友達とのケンカの理由も、ポロリと打ち明けてくれるかも。

子ども向けのタッチングケアとしては、ベビーマッサージが有名かもしれませんが、幼児向けのキッズマッサージもあります。日頃から取り入れているスキンシップはいろいろあると思いますが、バリエーションの1つとして、タッチングケアを取り入れてみてはいかがでしょうか。

キッズマッサージの方法

キッズマッサージには、肌の滑りを良くするためにオイルを使用するのが一般的です。オイルは皮膚から吸収されていくため、100%植物性で合成香料・合成着色料無添加のものを選びます。比較的安価で伸びが良いホホバオイルやグレープシードオイル、オリーブオイルなら扱いやすく、手に入れるのも簡単です。またキッズマッサージ用のブレンドオイルなら安心して使用できると思います。

ただし、アレルギー体質や肌の弱い子どもには、かゆみや湿疹が出る可能性もあります。あらかじめパッチテストを行い、不安がある場合にはオイルの使用を控えましょう。パッチテストは、腕の内側の10円玉程度の範囲にオイルを塗って、30分後、24時間後の状態を確認するテストです。パッチテストで赤みや湿疹が出なくても、マッサージ中に皮膚に異変が生じた場合はすぐに中止し、石鹸などでオイルを洗い流してください。

園で取り入れるのであれば、手や足など比較的皮膚の強い場所から少しずつ試していくのが良いと思います。動画後半の腕や足のマッサージなら、手軽に実践できるのではないでしょうか。圧をかけないように気をつけ、やさしくなでるようにすれば、オイルを使わなくても十分な効果が期待できます。

なお、オイルには精油を混ぜて使うこともできますが、専門的な知識がないと肌トラブルに発展する可能性もあります。アロマテラピーの知識に自信がなければ、キッズマッサージに精油を加えるのは控えた方が良いでしょう。

簡単に取り入れられるハンドマッサージ

キッズマッサージについて理解を深めるとともに、その効果を実感してもらうため、保護者向けにハンドマッサージのイベントを企画してみるのも良いのではないでしょうか。親子でハンドマッサージの体験会、あるいは大人だけの講習会にして保護者同士の交流の場にするなど、アイデア次第でいろいろとアレンジもできます。

ゆったりとした雰囲気で、おしゃべりを楽しみながらマッサージを受けていると、肩の力も少しずつ抜けてきます。普段は口にできない子育ての悩みなども飛び出したりして、連帯感が生まれるかもしれません。

ケアする部屋の演出も

柔らかな照明と観葉植物

タッチングケアを行う際には、リラックスできる空間を作ることで、さらに効果が高まります。たとえばオルゴールや弦楽器といった優しい響きのBGMをかけたり、照明を少し落としたりするだけでも雰囲気は変わります。

また心を落ち着けたいときはラベンダー、気分を明るくしたいときはオレンジ・スイートやマンダリン、緊張しているときにはゼラニウムなどのアロマを香らせるのも良いと思います。(ただし香りは好みがあり、強すぎる香りはかえって具合を悪くしてしまうことがあります。特に子どもは香りに敏感です。香りを漂わせる時は、マッサージを受ける人が好むものを選び、“ほんのり”と香らせましょう。)

まとめ

現代社会においては、子どもも大人も何かとストレスを抱えています。ほんの5分のマッサージで、心がほぐれてみんなが笑顔になれれば、それだけでも幸せな気分になれますよね。まずは先生同士でタッチングケアを試してみてはいかがでしょうか。

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