昆虫採集の季節!子どもと一緒に覚えたい《クワガタムシ》9選

こんにちは、ICTキッズ編集部です。大きなハサミ状の角を持つクワガタムシは、カブトムシと並ぶ夏の風物詩です。クワガタのオスの角は「大顎(おおあご)」という器官で、昆虫の「口」の部分が発達したものです。クヌギやコナラの樹液を主食にしています。多くのクワガタは夜行性で、5月中旬~8月頃まで活動します。昼間は木の樹皮裏や落ち葉の下に潜んでいるため、採集は薄暗くなる時間帯から始めると良いでしょう。

世界に生息するクワガタの種類は1,400~1,500種で、種類全体の2/3が東南アジアに生息していると言われています。日本に生息するクワガタは、50種類程だと考えられています。

日本にいるクワガタムシの種類

太い角が立派な「オオクワガタ」

オオクワガタの体長は25~85mm程です。日本に生息する最もサイズの大きいクワガタで、太くて黒い顎を持っています。体格もしっかりしているため、最も人気が高い種類です。立派な見た目に似合わずおとなしい性格なので、飼育もしやすいと思います。寿命が長いのも特徴で、成虫としての活動期間が3年以上になる個体が多いです。クワガタは温かい時期に活動する虫で、冬の間は冬眠状態で越冬します。

赤みがかった身体の「ノコギリクワガタ」

ノコギリクワガタは体長約25~75mm程で、顎にはノコギリの様にギザギザした歯が並んでいます。個体によって顎の形が異なり、体長が大きいほど個性が出やすくなります。真っ黒なクワガタが多い中、ノコギリクワガタは特徴的な赤褐色です。サイズが小さく、種類の見分けがつきにくい時には、色で判別すると良いと思います。生息地が幅広く、住宅街の近辺でも見つけやすいため、1番最初に覚える種類としておすすめです。

挟む力が強い「ヒラタ クワガタ」

ヒラタ クワガタは、平べったい体形から名前がつきました。もともと南方のクワガタで、日本では西日本を中心に生息しています。近年は温暖化の影響で生息地域が北上し、東日本でも見つかるケースがあるようです。湿度の高い所を好むため、川沿いなどで多く見られます。

29~73mm程の大きさで、顎には大きな内歯が1本あり、その上に細かな内歯があります。先端は急角度で内側に入り込んでおり、挟む力が強いです。気性が荒いため、飼育する際は顎に挟まれてケガをしないように、十分注意しましょう

標高が高いところに生息する「ミヤマ クワガタ」

ミヤマ クワガタには、頭から突き出す特徴的な突起があります。体長は20~78mm程です。ミヤマ クワガタのミヤマは「深山」からきています。標高が高くて気温が低く、適度な湿度がある場所を好みます。暑さと乾燥に弱いため、温暖化などの環境変化によって数が減る可能性が高いクワガタです。

こげ茶色をしていて、若い個体の体表には細かい毛が生えています。昼間に活動する個体もいるため、比較的採集しやすいクワガタです。温度や湿度の調整が必要なので、人工飼育は難しい種類と言われています。

小さくても長生き「コクワガタ」

黒色のコクワガタは体長17~55mmと小型です。日本全土に生息しており、森林だけでなく街路樹や街灯で見つかることもあります。日中でも活動し、生息数も多いので、見つけやすい種類です。飛翔能力が高いため、逃げられることも多いです。オオクワガタの次に長生きで、越冬して2~3年ほど生きることもあります。

外国にいるクワガタムシの種類

世界一大きい「ギラファ ノコギリ クワガタ」

ギラファ ノコギリ クワガタは、最も体長が長いクワガタです。ギラファ(giraffa)とはキリンのことを指し、体長は35~121mm程になります。顎は鹿の角のように細長く、体長に占める比率が大きいのが特徴で、1年以上生きることもあります。

東南アジアに広く生息しており、インドネシア産の品種が流通していることが多いです。日本で飼育するには温度管理が必要で、夏は風通しのいい涼しいところに飼育ケースを置き、冬は室温を16度以上に保ちましょう。

気性が荒く、噛む力が強い「パラワン オオヒラタ クワガタ」

パラワン オオヒラタ クワガタはヒラタ クワガタの亜種で、フィリピンのパラワン島に生息しています。体長は35~111mm程と大型で、太い顎を持っています。他のヒラタ クワガタ同様に凶暴で、大きい身体の割に動きが俊敏です。羽化したばかりのオスが、メスを攻撃して殺してしまうこともあります。大人の手の皮膚を簡単に突き破るほど力が強いため、飼育する時は細心の注意を払いましょう。寒さに 弱いものの、飼育はしやすいクワガタです。

光沢がある「タランドゥス オオツヤ クワガタ」

タランドゥス オオツヤ クワガタは、アフリカ西部のコンゴに生息するアフリカ大陸最大のクワガタです。体長は90ミリを超えることもあり、横幅と厚みをもった重厚感あふれる見た目です。顎は太く、くの字に湾曲していて、挟む力はヒラタ クワガタをしのぐとも言われています。エナメルや漆のような光沢、そして怒ると携帯電話のように細かく震える様子が特徴的です。飼育して産卵させるには一般的な産卵木ではなく、カワラ材や霊芝(レイシ)材、カワラタケの菌床などを準備する必要があります。

7色に輝く自然の宝石「パプア キンイロ クワガタ」

パプア キンイロ クワガタは、東南アジアのニューギニア島に生息しています。色虫とも呼ばれ、美しい光沢と緑・青・赤・黄・紫・黒・茶などの豊富なカラーバリエーションが特徴です。特にメスの色が豊富で、青や紫のオスは希少だとされています。大きさは21~54mmほどです。一般的なクワガタと異なり、野生では草の汁を主食としていますが、飼育では昆虫ゼリーを与えてOKです。特別寒い場所に置かなければ飼育可能です。

まとめ

日本の在来種だけでもいろんな種類が確認できるクワガタ。世界的には見た目もユニークなクワガタがたくさんいました。採集や飼育がしやすい種類も多いので、子どもと一緒に探しに行ってみてはいかがでしょうか。クワガタはカブトムシに比べると寿命が長いため、繁殖させて少しずつ数を増やすのも面白そうです。

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