保育園・幼稚園の連絡帳、ネタまとめ。保護者が喜ぶ文例や書くべき内容を紹介!

こんにちは、ICTキッズ編集部です。新たに保育士として働き始める方にとって、連絡帳はあまり経験のないコミュニケーション手段だと思います。そこで今回は、連絡帳に期待される役割や保護者のニーズにマッチする記載内容についてご紹介します。

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連絡帳の役割

幼稚園や保育園の連絡帳は、保育士と保護者が子どもの様子を共有するためのツールです。お互いにとって、園児の健康状態や心の状態を把握するための重要な情報源になります。

例えば登園してきた2歳児について、今日はいつもより元気がないなと保育士が感じたとします。本人にそれとなく声をかけてもあまり返事をしてもらえません。そんなとき、連絡帳の記録に体温や排便状況に異常がなく、代わりに前日に飼っていた鳥が逃げてしまったことが書いてあれば、「鳥が逃げたことが悲しくて元気がないのかな?」と予想することができます。

また園でリズム遊びをした時の様子を連絡帳に書いておけば、「帰宅後に子どもがしきりに手をたたいているのは、園でのリズム遊びがとても楽しかったからだ」と保護者も推測できます。

園ではたくさんの子どもを一度に預かるため、登降園のタイミングですべての保護者と十分なコミュニケーションを取るのはほぼ不可能です。連絡帳で子どもの日々の様子や保護者の育児の悩みを共有し、ともに子どもを見守る体制づくりに活用したいものです。

連絡帳に書くべき内容

健康状態の記録

保育施設が連絡帳に記入する項目は、主に園児の体調に関わる記録と、園での様子を記載するフリースペースです。たいていの連絡帳は「昼食やおやつをどれくらい食べたのか」「お昼寝はできたのか」「排便はあったか」「体調に異常はないか」などのチェックポイントがあらかじめ印字されており、必要事項がもれなく記入できるようになっています。

子どもの様子

保育士が記入する際に頭を悩ませるのはフリースペースの部分ですよね。子どもはお気に入りの遊びを毎日していたりするので、ネタに困ることがあると思います。そんな時は子どものことを良く観察してみましょう。園庭の隅っこでアリの巣をジーっと観察していたり、おもちゃのお片付けを丁寧にやっていたり、ちょっとした子どもの様子を伝えるだけでも保護者に喜ばれると思います。

また、子どもが話してくれたことをお知らせしてもいいと思います。お父さんやお母さんの自慢や、休日に連れて行ってもらった遊園地の話など、子どもが話した内容は保育士が思う以上に保護者にとって価値ある情報です。ただし子どもから口止めされたときは安易な口外は控えましょう。

ケガやトラブルの報告は連絡帳&口頭で

体調不良やケガ、ケンカなどのトラブルがあったときには、連絡帳の記入だけでなく、保護者がお迎えに来た時に口頭で報告をしましょう。文章だけで報告すると、読み手の解釈によって誤解を招きかねません。保護者からのクレームに発展する可能性もあるため、報告は怠らないようにしましょう。

伝わる文章を書くために

主語と述語の関係を意識する

相手の気持ちを察する文化があるせいか、日本語はもともと主語を省略が多い言語です。最近はチャットツールでスタンプによるコミュニケーションの機会が増えています。そのせいか以前に比べると主語がない文章が増えている印象もあります。

話し言葉と同じ感覚で文章を書いてしまうと、無意識のうちに守護が省かれてしまい、読み手が状況を把握で着なくなってしまいます。文章を書くときは主語を省略しないように気を付けましょう。

また文章が長くなりすぎた結果、主語と述語の組み合わせがチグハグになってしまう人が多く見られます。主語と述語の関係を意識しながら文章を書くように心がけましょう。

5W1Hを意識する

ビジネスでよく言われる5W1Hは、連絡帳においても重要です。5W1Hとは

  • When:いつ
  • Where:どこで
  • Who:だれが
  • What:何を
  • Why:なぜ
  • How:どのように

という文章の要素です。子どもたちの様子を伝えるにあたって、これらに過不足がない形で文章を作っていくと、保護者に伝わらないケースが減らせます。

具体的に書く

「今日は園庭で遊びました」という文章からは、子どもが園庭で遊んだことがわかります。しかしこれでは保護者が園庭で「どのように」遊んでいたかがわかりません。例えば、

【例】

今日は園庭の砂場で砂山を作りました。○○ちゃんと向かい合ってトンネルを掘り始め、お互いの手が掴めたときには大喜びでした。

と書いてある方が、情景がイメージしやすいのではないでしょうか。具体的な情報を入れて、保護者が文章を映像化できるように書くように心がけましょう。

連絡帳を書くときの注意点

なるべくポジティブな表現を選ぶ

同じ事実でも表現の仕方によって印象は変わります。子どもを温かく見守っている姿勢が保護者に伝わるように、なるべくポジティブな表現を心がけましょう。

【例】

今日はすべり台で遊びました。 → 今日は初めてすべり台にチャレンジしました。

その日の子どもの思いや気づきなど、成長の様子を伝える

連絡帳はその日にどんな出来事があったのかを書くのが一般的です。しかし保護者が子どもの様子を把握するためには、事実に加えて子どもが発した言葉や、保育士が感じたことが入っていると状況を把握しやすくなります。

自宅や保護者の前では言わないようなことを、園では話しているかもしれません。両親には見せない一面が垣間見えることで、保護者にとっての新たな気づきがあるかもしれません。

【例】

今日、○○くんがこっそり「ママは料理がとっても上手なんだよ」と耳打ちしてくれました。

<参考>
日本保育士協会:日本保育士協会ニュースNo.22

保護者からの相談や質問には必ず答える

第一子の場合、保護者も初めての子育てに戸惑いを感じていることが少なくありません。時には連絡帳を通じて相談を受けることがあると思います。その際は、必ず何らかの回答をしましょう。

回答がしづらいからといって見なかったことにしたり、返事を先延ばしにしたりすると信頼を損ないます。込み入った内容の場合は主任や延長と相談し、面談や子育て支援センターの紹介といった提案をしましょう。

連絡帳に使える文例集

文章は一定の型を作っておくとスピーディに作成できます。連絡帳の場合は「文頭」「文中」「文末」の3部構成を基本にするとよいのではないでしょうか。ここからはいくつか文例を挙げてみます。組み合わせて使ってみてください。

文頭に使える文例

保護者からのコメントに対する返信として、一言添えると書き出しがスムーズになる文例です。

  • おうちでの様子をお知らせいただき、ありがとうございます。
  • ○○ちゃん、とても喜んだでしょうね。
  • 元気いっぱいの休日だったのですね。
  • それは心配ですね。
  • お気持ち、よくわかります。

文中に役立つ文例

文中では園でのエピソードを書きます。情景がイメージできたり、子どもの心の動きが分かるような描写を心がけましょう。ご自身の感想を加えてみても良いと思います。

  • 今日はお友達に「ありがとう」と言われて、嬉しさと照れが混ざった表情を見せていました。
  • 公園できれいな葉っぱを見つけました。どうしてもママに見せたいので、持って帰るそうです。
  • 音楽の時間に歌いながら足でリズムを取っていました。さすがピアノを習っている○○くん。上手ですね!
  • とても熱中して絵を描いていました。独創的な色づかいが素晴らしいです。

文末に添える文例

エピソードの最後に添えると文章全体が引き締まる文例です。

  • ○○ちゃんの成長を感じました。
  • 今日は疲れたと思うので、ゆっくり休ませてあげてください。
  • また気づいたことがあればご報告しますね。
  • これからの成長が楽しみですね!

まとめ

保育士にとって限られた時間内に人数分の連絡帳を書きあげるのは大変ですよね。しかし紙の連絡帳はお迎えの時間までに書き上げないと保護者に渡すことができません。

保育ICTシステムの連絡帳機能を使えば、インターネットで配信できるので、お迎えの時に連絡帳の記入が終わっていなくても大丈夫。例えば配信時間を21時に設定しておけば、子どもたちが帰宅した後にゆっくり記入できます。また写真や動画も使えるので、文章に頭を悩ませることが減ります。

人手不足が著しい保育の現場では、事務作業が大きな負担になっています。保育ICTシステムを活用して時間の使い方を根本から見直してみてはいかがでしょうか。

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