【シリーズ】てぃ先生に聞いてみた!③ 保育士の年収1,000万円は実現できるのか?<後編>

今回はシリーズ前編に引き続き、てぃ先生に保育士の年収について伺いました。保育士の副業から、ベビーシッターについて話題が及びました。

ベビーシッターという仕事

――今どきのベビーシッターの時給って、いくらくらいなんでしょう?

高い人だと1時間3,000円以上の人もいるみたいです。でも従来のように、ただ子どもを預かるだけのベビーシッターだったら、うまくいかないでしょうね。価格に見合ったサービスが提供できなければ選ばれないでしょうし。

例えば「私はブリティッシュ英語ができるので、預かっている間ずっと英語で話しかけます。だから1時間3,000円で預かります」っていうシッターさんがいたとします。親御さんが、英語塾に行かせる手間やコストに比べて、家に先生が来てくれて、なおかつ子どもを見ている間中、英語で語りかけてくれる方が安いと思えれば3,000円の先生も当然ありですよね。もしかしたら5,000円でもお願いしたいっていうご家庭もあるかも知れない。

――従来のベビーシッターのイメージとはまるで違いますね。今後は海外のようにベビーシッターを雇う人も増える気がしてきました。

ただ子どもと遊んでるだけでは高いお給料はもらえないので、どんな付加価値をつけられるかが重要になってきますよね。今は保育園の数が足りなくて、わざわざ30分も自転車を漕いだり電車に乗ったりして、遠くの保育園に預けに行っているご家庭もあります。もし金銭的に余裕があるなら、家にシッターさんを呼んだほうが負担は軽くなる。それこそ近所のお友達を3人集めて、割り勘でシッターさんに見てもらったりしたら、だいぶ安くなりますよね。

――確かにそうですね。

シッターの方でも、本来は1人1時間5,000円だけど、3人まとめてなら12,000円で預かりますよっていうプランを作って、仮に4時間預かることになれば1日48,000円の収入が得られますよね。さすがに1,000万円は無理でも、人気のあるシッターさんだったら年収500万とかになりそうじゃないですか?

――1日48,000円の売上げが立てられれば、毎日働かなくてもやっていけそう!

でしょ?でもそれは、現役の保育士さんだけではなくて、潜在保育士さんもやってくれたらいいと思うんです。

――実は今、私もちょっとやりたいかもって思っちゃいました(笑)。

保育士や幼稚園の先生を目指す人は、もともと子どもが好きだから免許を取るんです。なのに、園に入ってみたら人間関係やら書類やらに追われて、子どもに関わりたいのに関われなくて、蓄積されたストレスのせいで子どもに強く当たってしまって自己嫌悪に陥ったりする……。そうして、子どもが好きで入っている人たちが、その現実とのギャップにどうしようもなくなって辞めてしまうんです。でもベビーシッターなら1対1もしくは少人数だし、負担の大きすぎる書類も必要ありません。ベビーシッターの文化が広まれば、きっといろんな人がシッターをやりたがるんじゃないかな。

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工夫次第で広がる可能性

――時代とともに保育士さんの可能性が広がって来ていると言えますね。そういえば先日、音大卒の演奏家をベビーシッターとして派遣するサービスを見つけたんですよね。ピアノのおけいこがセットになってるベビーシッターってどう思います?

音楽の専門家がベビーシッターをする、つまり習い事の講師派遣とシッティングが組み合わされたサービスですね。シッターさんに持ち味があるっていうのはいいことだと思います。でも高そう(笑)。

――音楽や英語みたいな特殊技能に保育士資格があれば最強のシッターになれそうですよね。

なれるでしょうね。でもそういう人って、もうそのままで十分充実していて、輝いていそうな気がする。どんなところでも活躍していそうですよね。

――ちなみに、保育園に音楽の専門教育を受けたシッターを派遣するようなサービスなんていうのはどうでしょう?

それは良いと思います。英語の先生を連れてくるのは既に保育園にもあります。でもそういう人は子どもを見ることができないことも多いんです。子どもも見れるんだったら1時間はレッスンで、残りの2時間は保育士として働いてもらうようなことができれば、わざわざ来てもらうだけの価値も出てきますよね。

まとめ

今までは保育士資格を活用しようとすると、保育園に勤めるものと思っていました。でもベビーシッターという形でもスキルを活かすことができるんですね。今回はそのことに気付けただけでも大きな収穫だったと思います。

ただし選ばれるベビーシッターになるためには、何らかの付加価値を自らアピールできることが必要になりそうです。絵本専門士や絵画指導インストラクター等の資格を取得しておくと、ベビーシッターとしての活動にも有利になりそうな気がしました。

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