【完全保存版】指導案作成に欠かせない保育の内容の「ねらい」および「内容」早見表

こんにちは、ICTキッズ編集部です。指導案は保育所保育指針に基づいて作成されているかと思います。その保育所保育指針における「ねらい」および「内容」については、PDFで約216ページにも及ぶ保育所指針解説書をご覧になっていることでしょう。しかし、この膨大な資料から必要な情報を探し出すのは、なかなか骨の折れる作業だと思います。そこで今回は、厚生労働省の保育所保育指針解説書をもとに、保育の「ねらい」および「内容」を検索しやすく表にまとめてみました。業務の効率化にお役立ていただければと思います。

養護に関わる”ねらい”および”内容”

養護に関わる「ねらい」および「内容」は、第1章(総則)の3.保育の原理(1)保育の目標にある「十分に養護の行き届いた環境の下に、くつろいだ雰囲気の中で子どもの様々な欲求を満たし、生命の保持及び情緒の安定を図ること」を具体化したものになり、生命の保持情緒の安定に分けられます。

生命の保持

ねらい
一人一人の子どもが、快適に生活できるようにする。
一人一人の子どもが、健康で安全に過ごせるようにする。
一人一人の子どもの生理的欲求が、十分に満たされるようにする。
一人一人の子どもの健康増進が、積極的に図られるようにする。
内容
一人一人の子どもの平常の健康状態や発育及び発達状態を的確に把握し、異 常を感じる場合は、速やかに適切に対応する。
家庭との連携を密にし、嘱託医等との連携を図りながら、子どもの疾病や事 故防止に関する認識を深め、保健的で安全な保育環境の維持及び向上に努め る。
清潔で安全な環境を整え、適切な援助や応答的な関わりを通して子どもの生 理的欲求を満たしていく。また、家庭と協力しながら、子どもの発達過程等 に応じた適切な生活リズムが作られていくようにする。
子どもの発達過程等に応じて、適度な運動と休息を取ることができるように 53 する。また、食事、排泄、衣類の着脱、身の回りを清潔にすることなどにつ いて、子どもが意欲的に生活できるよう適切に援助する。

情緒の安定

ねらい
一人一人の子どもが、安定感を持って過ごせるようにする。
一人一人の子どもが、自分の気持ちを安心して表すことができるようにする。
一人一人の子どもが、周囲から主体として受け止められ主体として育ち、 自分を肯定する気持ちが育まれていくようにする。
一人一人の子どもの心身の疲れが癒されるようにする。
内容
一人一人の子どもの置かれている状態や発達過程などを的確に把握し、子 どもの欲求を適切に満たしながら、応答的な触れ合いや言葉がけを行う。
一人一人の子どもの気持ちを受容し、共感しながら、子どもとの継続的な信 頼関係を築いていく。
保育士等との信頼関係を基盤に、一人一人の子どもが主体的に活動し、自発 性や探索意欲などを高めるとともに、自分への自信を持つことができるよう 成長の過程を見守り、適切に働きかける。
一人一人の子どもの生活リズム、発達過程、保育時間などに応じて、活動内 容のバランスや調和を図りながら、適切な食事や休息が取れるようにする。

教育に関わる”ねらい”および”内容”

教育に関わる「ねらい」および「内容」は、第1章(総則)の3.保育の原理(1)保育の目標の(イ)から(カ)までを具体化したもので、子どもの「健康」「人間関係」「環境」「言葉」の4つの領域それぞれについて設定されています。

健康

健康な心と体を育て、自ら健康で安全な生活をつくり出す力を養う。

ねらい
明るく伸び伸びと行動し、充実感を味わう。
自分の体を十分に動かし、進んで運動しようとする。
健康、安全な生活に必要な習慣や態度を身に付ける。
内容
保育士等や友達と触れ合い、安定感を持って生活する。
いろいろな遊びの中で十分に体を動かす。
進んで戸外で遊ぶ。
様々な活動に親しみ、楽しんで取り組む。
健康な生活のリズムを身に付け、楽しんで食事する。
身の回りを清潔にし、衣類の着脱、食事、排泄など生活に必要な活動を自 分でする。
保育所における生活の仕方を知り、自分たちで生活の場を整えながら見通 しを持って行動する。
自分の健康に関心を持ち、病気の予防などに必要な活動を進んで行う。
危険な場所や災害時などの行動の仕方が分かり、安全に気を付けて行動する。

人間関係

他の人々と親しみ、支え合って生活するために、自立心を育て、人と関わる 力を養う。

ねらい
保育所生活を楽しみ、自分の力で行動することの充実感を味わう。
身近な人と親しみ、関わりを深め、愛情や信頼感を持つ。
社会生活における望ましい習慣や態度を身に付ける。
内容
安心できる保育士等との関係の下で、身近な大人や友達に関心を持ち、模倣 して遊んだり、親しみを持って自ら関わろうとする。
保育士等や友達との安定した関係の中で、共に過ごすことの喜びを味わう。
自分で考え、自分で行動する。
自分でできることは自分でする。
友達と積極的に関わりながら喜びや悲しみを共感し合う。
自分の思ったことを相手に伝え、相手の思っていることに気付く。
友達の良さに気付き、一緒に活動する楽しさを味わう。
友達と一緒に活動する中で、共通の目的を見いだし、協力して物事をやり遂 げようとする気持ちを持つ。
良いことや悪いことがあることに気付き、考えながら行動する。
身近な友達との関わりを深めるとともに、異年齢の友達など、様々な友達と 関わり、思いやりや親しみを持つ。
友達と楽しく生活する中で決まりの大切さに気付き、守ろうとする。
共同の遊具や用具を大切にし、みんなで使う。
高齢者を始め地域の人々など自分の生活に関係の深いいろいろな人に親し みを持つ。
外国人など、自分とは異なる文化を持った人に親しみを持つ。

環境

周囲の様々な環境に好奇心や探究心を持って関わり、それらを生活に取り入れていこうとする力を養う。

ねらい
身近な環境に親しみ、自然と触れ合う中で様々な事象に興味や関心を持つ。
身近な環境に自分から関わり、発見を楽しんだり、考えたりし、それを生活 に取り入れようとする。
身近な事物を見たり、考えたり、扱ったりする中で、物の性質や数量、文字 などに対する感覚を豊かにする。
内容
安心できる人的及び物的環境の下で、聞く、見る、触れる、嗅ぐ、味わうな どの感覚の働きを豊かにする。
好きな玩具や遊具に興味を持って関わり、様々な遊びを楽しむ。
自然に触れて生活し、その大きさ、美しさ、不思議さなどに気付く。
生活の中で、様々な物に触れ、その性質や仕組みに興味や関心を持つ。
季節により自然や人間の生活に変化のあることに気付く。
自然などの身近な事象に関心を持ち、遊びや生活に取り入れようとする。
身近な動植物に親しみを持ち、いたわったり、大切にしたり、作物を育てた り、味わうなどして、生命の尊さに気付く。
身近な物を大切にする。
身近な物や遊具に興味を持って関わり、考えたり、試したりして工夫して遊 ぶ。
日常生活の中で数量や図形などに関心を持つ。
日常生活の中で簡単な標識や文字などに関心を持つ。
近隣の生活に興味や関心を持ち、保育所内外の行事などに喜んで参加する。

言葉

経験したことや考えたことなどを自分なりの言葉で表現し、相手の話す言葉 を聞こうとする意欲や態度を育て、言葉に対する感覚や言葉で表現する力を養 う。

ねらい
自分の気持ちを言葉で表現する楽しさを味わう。
人の言葉や話などをよく聞き、自分の経験したことや考えたことを話し、伝え合う喜びを味わう。
日常生活に必要な言葉が分かるようになるとともに、絵本や物語などに親し み、保育士等や友達と心を通わせる。
内容
保育士等の応答的な関わりや話しかけにより、自ら言葉を使おうとする。
保育士等と一緒にごっこ遊びなどをする中で、言葉のやり取りを楽しむ。
保育士等や友達の言葉や話に興味や関心を持ち、親しみを持って聞いたり、 話したりする。
したこと、見たこと、聞いたこと、味わったこと、感じたこと、考えたこと を自分なりに言葉で表現する。
したいこと、してほしいことを言葉で表現したり、分からないことを尋ねた りする。
人の話を注意して聞き、相手に分かるように話す。
生活の中で必要な言葉が分かり、使う。
親しみを持って日常のあいさつをする。
生活の中で言葉の楽しさや美しさに気付く。
いろいろな体験を通じてイメージや言葉を豊かにする。
絵本や物語などに親しみ、興味を持って聞き、想像する楽しさを味わう。
日常生活の中で、文字などで伝える楽しさを味わう。

表現

感じたことや考えたことを自分なりに表現することを通して、豊かな感性や 表現する力を養い、創造性を豊かにする。

ねらい
いろいろな物の美しさなどに対する豊かな感性を持つ。
感じたことや考えたことを自分なりに表現して楽しむ。
生活の中でイメージを豊かにし、様々な表現を楽しむ。

 

内容
水、砂、土、紙、粘土など様々な素材に触れて楽しむ。
保育士等と一緒に歌ったり、手遊びをしたり、リズムに合わせて体を動かし たりして遊ぶ。
生活の中で様々な音、色、形、手触り、動き、味、香りなどに気付いたり、 感じたりして楽しむ。
生活の中で様々な出来事に触れ、イメージを豊かにする。
様々な出来事の中で、感動したことを伝え合う楽しさを味わう。
⑥感じたこと、考えたことなどを音や動きなどで表現したり、自由にかいたり、 つくったりする。
いろいろな素材や用具に親しみ、工夫して遊ぶ。
音楽に親しみ、歌を歌ったり、簡単なリズム楽器を使ったりする楽しさを 味わう。
かいたり、つくったりすることを楽しみ、それを遊びに使ったり、飾った りする。
自分のイメージを動きや言葉などで表現したり、演じて遊んだりする楽し さを味わう。