【シリーズ:てぃ先生に聞いてみた![2]】保育園のライブ中継は必要?<後編>

ICTキッズ編集部の吹野です。前回に引き続き、保育室のカメラについてお届します。てぃ先生が勤務する保育園にもカメラを設置しているそうですよ。

保育士からもどんどん提案していいのでは?

――てぃ先生の保育園はお昼の時間だけカメラをつけるんですか?

うちは朝から晩までずっとカメラがついていて、いつでも見られるようになっています。

――それは誰が提案したんですか?

僕です。

――何故そうしようと思ったんですか?

単純に保護者さんがもっと子どもの様子を知りたいんじゃないかと。先ほどいったように、見られて困るような保育をしているわけではないですし、むしろオープンにすることで「保育士さんってこんな風にしてるんだ!」という認知にもなるじゃないですか。今までの保育園ってクローズドだったので、もっとこちら側から発信していくべきかなと。

――そういう時って園長先生に提案するんですか?

そうですね、園長先生に言って。

――そうなんですね。新しい技術やシステムを導入する動きを作るためには、保育士側からも声を上げることが大事なのかもしれませんね。

最新の技術や情報にあまり関心がない方が園長先生の場合は、保育士が情報を集めたり、保護者の意見を吸い上げて園長に届けることが必要かもしれません。

カメラを導入することで得られる保育士のメリット

――カメラを入れることに問題があるとしたら何でしょう?

保育園の方針もあるし、見られたくない保護者もいるかもしれないので、そこは園によって違うんじゃないですかね。保護者の立場で考えられるケースとしては、「最近うちの子はお友達に手が出てしまうことが多いのに、その手が出てる様子もカメラに映って、他の保護者にも見られちゃうのはイヤ」とか。

――そういうお母さんは多いかもしれませんね。

でも僕、手が出ること自体は決して悪いことではないと思うんですよ、子どもの発達としてはおかしいことではないので。「まだ自分の気持ちをしっかりと言葉にできないので、代わりに手が出てしまう時期なんです」と言うことをクラス全体へ事前に説明できるような取り組みをしている園では問題ないと思います。それができない園ではデメリットかもしれませんね。

――何かトラブルがあった時には、証拠映像が残っていると良いかもしれません。

う~ん、そこまですると息苦しくなるから、証拠として使うようなことはしたくないですけど。世間的には少しずつ保育士の仕事の価値が認められつつあるものの、やっぱり「遊んでるだけでしょ」って思われてる部分はまだあると思うんです。その「遊んでるだけ」っていう印象を覆さない限り、保育士の評価は上がらないじゃないですか。

でも保育士の働く様子が映像で可視化されれば、変わるんじゃないかと。そうなってはじめて保育士の価値も認められていくんじゃないかなって思うんですよ。「この活動はこんなねらいを持ってやっているので、このような対応をしています」という報告や説明ができたら素晴らしいですよね。

カメラによって可視化されることは、保育士の評価を上げるきっかけになり得るんじゃないかという期待を僕は持ってますね。

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まとめ

今回のインタビューでは保育室のライブ中継について取り上げました。保育室にカメラを設置することについては賛否両論あると思いますが、保護者に向けて子どもの映像を届けることによって、保護者の信頼感が増したり、保育士の専門性が広く知られる可能性があることに気付くことができました。保育園はどうしても閉鎖的な印象になりがちなので、開かれた園をアピールするツールとしても役に立ちそうな気がします。皆さんはどのように感じましたか?

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