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ドイツ発祥の「イエナプラン教育」って何?保育でイエナプラン教育を生かす方法

ドイツ発祥の「イエナプラン教育」って何?保育でイエナプラン教育を生かす方法

最近の保育園は、さまざまな教育法を取り入れているところが増えてきました。さまざまな教育法が登場している中、皆さんはドイツで発祥した「イエナプラン教育」という教育法をご存知でしょうか?

今回は「イエナプラン教育」の中身と、実際に保育に取り入れるときの注意点について詳しく解説していきます。

イエナプラン教育とは

「イエナプラン教育」はドイツで生まれ、オランダで発展した小学校向けの教育です。日本では1984年に出版された『学校と授業の変革:小イエナ・プラン』の中で紹介されて知られるようになりました。

元々でドイツのイエナ大学の教授だったペーター・ペーターゼンが1942年に始め、それがオランダにわたり活用されるようになりました。現在、オランダでは「世界で一番幸せな子どもたち」と言われるくらい、子どもの教育が充実している国の一つとなっています。

では、イエナプランの教育法には、一体どんな特徴があるのでしょうか?

同じ空間で異年齢の子どもたちが一緒に勉強する

オランダでは、4歳から小学校への入学が可能となっています。そのため小学校向けの教育法である「イエナプラン教育」の対象は、4〜12歳までとなっています。「イエナプラン教育」の大きな特徴として、3学年の生徒が一緒になって教育を受けるところです。

「イエナプラン教育」では、子どもたちを4〜6歳児、6〜9歳児、9〜12歳児の3つの年齢に分けます。すると上の年齢の子はリーダーシップを発揮して下の年齢の子を思いやったり、下の年齢の子は上の子の真似をしたりなどして、兄弟に似たような感覚で成長していきます。これは、同学年教育でありがちな「できる子・できない子」を生み出しにくく、子どもの個性を尊重します。

教室はリビングルーム?

イエナプラン教育では、教室を「リビングルーム」と定義し、教員はグループリーダーとしての役割を担います。例えば部屋の模様替えをするときには、クラスの子どもたちと一緒に話し合いながら作業を進めていきます。

教室の様子も日本とは異なります。日本のスタンダードな小学校のように、黒板が前方にあり、それに向かって机が並んでいるという形ではありません。異年齢の子どもたちが円となって座るスペースや、共同作業スペースなどもあります。決まった教室の形があるのではなく、みんなで配置を決めるというのがイエナプラン教育の面白い点です。

対話を重要視する

イエナプラン教育では、輪になって対話をするという活動(サークル対話)を何度も行います。報告サークルや作文の朗読サークルなど、いろいろなサークルがあります。プログラムには科目ごとの時間割表がなく、主にこの「サークル対話」や「遊び」「学習」「イベント」の4つを循環させています。

与えられた課題をやるのではなく、子ども一人ひとりが考え、対話し、行動するという形で成り立っています。だからと言って常に騒がしいわけではなく、静かな学習環境も提供できるように工夫されています。

教員(グループリーダー)の役割とは?

イエナプランは日本の学校教育のように教師が一方的に教え、生徒が授業を受けるというスタイルと異なります。しかしそうなると、教員にはどんな役割があるのでしょうか。

教師の立ち位置となるグループリーダーは、子どもたちに対して問題提起をしたり、議論のまとめ役をしたりするのが主な役目です。グループリーダーが全体の様子を見ながら、子どもが自発的に学んで行動できるような「環境づくり」をします。イエナプラン教育は「ただ子どもたちを自由に放っておく教育」というわけではないため、環境づくりには専門的な知識が必要となります。

<参考>日本イエナプラン教育協会

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メリットとデメリット

海外の教育に比べて、日本の教育に足りないのは「考える力」だとも言われます。イエナプラン教育は子どもの自発性を促し、リーダーシップや対話力が養われるため、日本の教育に足りない「考える力」がつく教育法と言えるでしょう。家に似た環境で、リラックスしながらのびのびと成長できるのも嬉しいところですね。

しかしこの教育法を日本で取り入れるときは、難しい点もあります。イエナプラン教育を実践するには、専門的な知識を持った職員が必要ですし、大人数の子どもをみる場合にはこの教育法がマッチしない可能性があります。というのも、人数が多いと細やかな対話や環境づくりが困難で、イエナプラン教育の良さが発揮されない恐れがあるからです。イエナプラン教育を導入するときは、職員がしっかりと専門知識を学んだ上で、実践するためのスペースを用意したり、子どもの人数を調整したり、特別な準備が必要です。

新しい教育法を取り入れたい!

イエナプラン教育は小学校向けの教育ですが、中には「保育にも取り入れたい」とお考えの方もいらっしゃることでしょう。年齢や学習の仕方など、日本の文化とは異なる面もあり、イエナプランそのものをすべて取り入れるのは難しいかもしれません。でもイエナプランの教育法を土台として、保育園独自のものを作りあげることはできるのではないでしょうか。

現在、日本でもイエナプラン教育に影響を受けた保育を提供しているところがあります。保育プログラムの内容としては、園児がやりたいと思う遊びを一緒に行ったり、子ども同士で問題解決ができるように促したり、という取り組みが主なようです。教育の仕組み上、大人数保育は難しいため、一般的な保育園より少なめの人数で実践されています。

年齢や地域のニーズに合わせて取り入れると、とても効果的な教育法になりそうです。2019年にはイエナプラン教育の小学校が造られる予定もあるようなので、参考にしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

新しい教育方法を取り入れるときは、職員への十分な研修と心の余裕が必要です。しかし、保育士の仕事は業務量が多く、研修をする時間を生み出せないのが現状だと思います。

そこでICTキッズでは、保育士の負担を軽減するために、業務支援サービスである「保育ICTシステム」の利用をオススメしています。事務作業が効率化し、保護者とのコミュニケーションが円滑になる機能が満載です。ぜひ検討してみてくださいね!

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