うっかり口にしてない? 保護者がイラっとする保育士の言動

こんにちは、ICTキッズ編集部です。保育士が何気なく発した一言が、保護者を傷つけたりイライラさせてしまったりすることがあります。仕事と家庭の両立で苦しくなっている保護者にこそ、保育士のサポートが必要です。

毎日の業務に追われる中で子どもや保護者の様子を注意深く観察するのは大変ですが、だからこそ保育の専門家として保護者に寄り添う発言をしたいものですよね。そこで今回は、保護者がどんなときにイラっとしてしまうのか、引き金になってしまうシュチュエーションや発言を確認していきたいと思います。

保育士に求められること

子どものお手本として

子どもは周りの大人を見て育ちます。特に関わる時間が長い保育士の影響は大きくなりがちです。身近な保育士の行動や態度を見て、子どもたちはその様子を真似します。うっかり汚い言葉を発してしまったりすると、子どもたちに伝播してしまうので気をつけたいところです。

保育園では日々の生活の中で子どもに生活習慣を教えます。例えば食事の仕方や片付けといった基本的な作業であっても、なるべく丁寧に行って、子どもたちのお手本になりたいものです。笑顔で挨拶ができたり、子どもの話を真剣に聞けたりすることだけでなく、ちょっとした動作にも心をこめられれば、子どもからも保護者からも信頼される保育士に慣れるのではないでしょうか。

子どもと保護者の良き理解者として

保護者は少なからず育児に不安や疑問を持っているものです。特に現代は共働きの家庭が多く、忙しい中で子育てをしています。理想と現実の間で、精神的にも肉体的にも苦しんでいる保護者は少なくありません。

いつもと様子が違うと思ったら気遣いの言葉をかけたりして、いつでも相談できる雰囲気作りをしましょう。特に都市部では共働きの格家族世帯が多いです。近くに頼れる人がいない保護者にとっては、保育士が良き理解者でいてくれることが何よりも大きな心の支えになるはずです。

保護者が不満に思う保育士の言動

実際に、保護者は保育士のどのような発言に不快感や不信感を覚えるのでしょうか? ネット上では保護者が不満を感じた保育士の言動について書きこまれていることがあります。たとえ保育士自身に他意がなかったとしても、保護者を不愉快な気持ちにさせてしまうことがあるようです。

冗談のつもりで言ったことが、冗談ではすまされない事態に発展してしまうこともあるので、十分に気をつけなければなりません。ここではいくつか事例をご紹介します。

子どもをバカにした発言や発達に関する発言

  • トイレを失敗した子を「おもらしちゃん」などと呼ぶ
  • 「この子は困った子です」など子どもを否定する発言をする
  • 「言葉が遅いですね」とデリケートな問題を安易に伝える
  • 「発達の遅れ」や「問題」などの直接的な言葉を使って、子どもの成長を伝える

保護者の状況を理解していない発言

  • 「離乳食失敗ですね」など子育てに関して保護者自身を否定するような発言をする
  • 保護者の忙しさを理解しないで「子どもを病院に連れてってください」などと命令口調で言う
  • 「わたしならこうやれば家事ができた」など、保護者の立場を理解しない無神経なアドバイスをする

保育士本位の発言

  • 子どもの前で大人の悪口を言う
  • 「お迎えは17時には来てください。時間は守ってください!」などときつく言う

えいこひいきをする発言

  • 成長が遅い子に対してきつく怒る
  • 発表会などで上手にできない子を笑う

保護者と良好な関係を築くために必要なこと

子ども一人ひとりに個性があるように、保護者の価値観も千差万別です。また専門的な保育の知識が、必ずしも全ての子どもや家庭状況に当てはまるわけではありません。保育士は子どもの様子や保護者の考えなども踏まえた上で、的確なアドバイスやサポートを行わなければなりません。そのためにはどんなことに気をつけたら良いのでしょうか。

傾聴する姿勢

保護者と接するときには一方的な決め付けをせず、必ず相手の話を聞きましょう。保護者の日々の生活や心理状態を把握することで、きめ細やかなケアが可能になります。たとえ相手の全てを理解できなかったとしても、「保護者の話を聞きたい」「もっと知りたい」と思っていることが保護者に伝われば、それだけで信頼関係は深まると思います。

相手の気持ちを慮る心

保育園で見られる一面だけを判断材料にアドバイスをしても、的外れになることがあります。また強い口調や強制的な印象を与えてしまっては、せっかくの助言も聞き入れてもらえなくなってしまいます。

円柱の積み木は横から見ると長方形ですが、上から見たら丸く見えるのと同じように、立場が異なれば見解が異なるのは当然です。「しなければならない」「するべきです」「してください」という断定的な言い方は避け、保護者の価値観を尊重しながら、「〜だと思います」「〜もオススメですよ」「〜した方がよいかもしれませんね」など、相手の気持ちに配慮した発言を心がけましょう。

デリカシーのある言葉の選び方

成長や発達に関するデリケートな問題に関しては、特に言い回しに注意しましょう。「言葉が遅い」「歩きが遅れて問題だ」などと安易に言うと、保護者はとても不安になります。発達に問題があると感じた場合は職員間で情報共有をした上で、専門機関とも協力しながら子どもとその家族にとって最も良い方法を模索しましょう。

まとめ

現在の子育て世代は多くのストレスを抱えています。そんな保護者と上手にコミュニケーションを取るためには経験やテクニックが必要です。保育士にとっては、大勢の子どもの面倒を見ながら、保護者の対応まで完ぺきにこなすのは難しい部分があると思います。

「忙しい」という漢字は、左側にあるりっしんべんが“心”を意味し、まさに「心を亡くす」状態を表しています。全てを包み込むような気持ちで子どもや保護者と接するためには、まず日々の業務の忙しさを改善しなければなりません。

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