今から予防を始めよう!インフルエンザ対策はお早めに。

こんにちは、ICTキッズ編集部です。少しずつ秋も深まり、朝晩の冷え込みも厳しさを増してきました。皆さん、体調を崩したりしていませんか?今年は早くもインフルエンザ感染者が出ており、2017年10月18日には福岡市内で学級閉鎖となる幼稚園が出たことが報道されました。

今年はインフルエンザワクチンの生産が遅れているというニュースもあり、少々心配なところです。改めてインフルエンザ予防について確認し、子どもたちの健康な生活を守る取り組みを始めましょう。

インフルエンザとは?

インフルエンザ(influenza)は、インフルエンザウイルスによって引き起こされる感染症です。日本ではだいたい11月下旬から12月上旬に発生し始め、翌年の1~3月頃に患者数がピークを迎えることが多いです。インフルエンザウイルスにはA・B・Cの3つの型があり、流行しやすいのはA型とB型です。近年は新型インフルエンザも登場し、夏に流行するケースも発生しています。

インフルエンザウイルスに感染すると、風邪に似た症状に加えて、38℃以上の急な発熱や関節痛、筋肉痛などの全身症状が強く現れます。体力や抵抗力の弱い乳幼児は気管支炎や肺炎などを併発することがあり、最悪の場合は死に至ります。

特に注意したいのは「インフルエンザ脳炎・脳症」

インフルエンザに感染した場合に心配なのがインフルエンザ脳炎・脳症です。一般的に、脳内に直接ウイルスが入って炎症を起こす場合を「脳炎」といい、脳内にはウイルスが検出されず、過剰な免疫反応が見られる場合に「脳症」と診断されます。特に脳症は進行が非常に早く、原因もはっきり解明されていません。

脳症はインフルエンザにかかったその日から1~2日くらいで発症します。約80%が発熱後、数時間から1日以内にけいれんや意識障害などの神経症状が見られています。そして脳症の患者のほとんどが幼児(主に1~5才)です。ただしこの年齢は熱によるけいれんを起こしやすく、けいれんの症状があったからといって必ずしも脳炎・脳症とは言えないため、診断は容易につけられないようです。

脳症を発症した場合は死に至るか、命が助かっても重い後遺症が残るケースが多いです。どのような時に脳症になるのかを予測することも難しいため、非常に恐れられています。

インフルエンザを予防するには

予防接種を受ける

インフルエンザワクチンを接種していても、ウイルスに感染して発症するケースは少なくありません。また小さい子どもであるほど予防効果は少ないとされているため、ワクチン接種は意味がないのでは?とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。

インフルエンザワクチンを接種すると、体内に免疫が作られます。その効果は個人差が大きく、2才くらいまでは免疫が十分にできないケースもあります。そのため接種したからといって必ずしも発症しないとは言えないのが現状です。

しかし、あらかじめ体内に免疫が作られているからこそ、症状を抑えられる可能性が出てきます。また予防接種の回数を重ねると、徐々に免疫力も高まっていくことが確認されているそうです。万が一、脳炎・脳症が発症したとしても、比較的軽症で済む可能性は十分にあるため、乳幼児に予防接種が推奨されています。免疫ができるまでには接種から2週間程かかるため、流行が始まる前に、なるべく園児全員にワクチンを受けさせたいものです。

外出から戻ったら「手洗い」をする

風邪やインフルエンザの流行期には、ドアノブや手すりなど不特定多数の人が触れるような場所にウイルスがついています。それらを触った手で、自分の目や鼻を触ったり食事をすることで、ウイルスが体内に入るケースが多いようです。外出から戻ったら必ず手洗いをして、手についたウイルスを洗い流しましょう。

指先や指と指の間、手の甲の洗い残しが多くなりがちと言われています。ただ手をこすり合わせるだけでなく、指を交差させたり手のひらに爪を立てるようにして20秒ほどかけて洗うと良いそうです。石鹸には消毒効果はないものの、泡が皮膚の汚れを吸着するので使った方が良いでしょう。特に子どもとっては、泡がある方が楽しく手洗いができると思います。20秒程度の歌を歌いながら洗うのも良いのではないでしょうか。

しっかり泡立てて手を洗ったら流水でよくすすぎ、清潔なタオルで水分をよく拭き取ります。その後、アルコール消毒をするとなお良いでしょう。ちなみに、長い時間をかけて1回洗うよりも、20秒の手洗いを2回した方が効果が高いようです。またタオルは共用にせず、一人ひとり個別に用意しましょう。もしタオルにウイルスが付着しても、ほかの人に移るリスクが軽減できます。

室内では加湿する

一般的にインフルエンザ予防のためには、室内温度18℃~22℃、湿度50%~60%の状態が良いと言われています。特に冬場は乾燥しがちなため、湿度を高めに保つようにしましょう。目につくところに温室時計を置いて、こまめにチェックすると良いと思います。

湿度は濡れたタオルを干すだけでも上がりますし、紙製のエコ加湿器は100円ショップなどでも販売されています。水を貯めたマグカップにコーヒーフィルターを数枚広げて入れておいても、十分効果はあります。

また換気することで、空気中のウイルスが減らせます。風邪気味の園児がいる場合には、こまめに換気すると良いでしょう。1時間おきに5分程度が目安です。

栄養と休養を十分にとる

栄養が偏っていたり疲れが貯まっていると、免疫力が落ちて病気にかかりやすくなります。納豆やヨーグルトなどの発酵食品は免疫細胞が集中する腸の調子を整える効果がありますし、キウイフルーツなどは抗酸化作用の強いビタミンCが豊富なので、インフルエンザ予防に良いとされています。

ご家庭でもバランスの良い食事を心がけることはもちろん、疲れている時は早めに就寝するよう呼びかけることも必要です。特に日中の園児の様子は保護者にとって重要な情報です。連絡帳などを活用して保護者との連携を図りましょう。

まとめ

どんなに園で予防に力を入れても、家庭での対策が不十分な場合は園内での流行につながってしまうことがあります。流行時には人混みを避けたり、外出時にマスクをつけるなど、ご家庭でも感染予防をしていただくよう協力を呼びかけましょう。特に乳幼児の場合は、兄弟や保護者など家族全員で予防接種を受けていただくことが理想です。

家庭でも感染者が出たら別の部屋に隔離するなどの対応が必要であることを、園が率先して情報発信することが、子どもたちを辛い病気から守ることにつながると思います。

<参考>
日経デュアル:知っておきたい! インフルエンザの予防策
はしもと小児科:インフルエンザ脳炎・脳症
よしだクリニック:インフルエンザ脳炎・脳症

「てぃ先生」が解説します 保育業務の効率化!ICTシステムを体験しよう!イベント開催!

関連タグ