個性豊かなグリーンカーテンにおすすめしたい植物5選

こんにちは、ICTキッズ編集部です。寒かった冬が終わり、町中にはみずみずしい木々の新芽やカラフルな花が咲き誇る季節になりました。新年度が始まり、気持ちも新たにしたばかりなので少々気が早いかもしれませんが、熱い夏に向けてグリーンカーテンを育て始めるなら、今から準備を始めましょう。

毎年グリーンカーテンを育てているという園も多いと思います。朝顔やゴーヤーなどは家庭でも育てられているので、「ちょっとつまらないな?」とはお思いの方もいるかもしれません。そこで今回はスタンダードな植物だけでなく、少し変わった植物もご紹介します。

グリーンカーテンとは

温暖化の影響で、夏になると最高気温が40℃近くなる日が増えます。今や夜でもエアコンを使わないと命を落とす危険がある時代です。消費電力の増加や環境への影響を考えると、このままでいいのか不安を覚えますよね。

グリーンカーテンは屋外でつる性の植物をネットに這わせてカーテンを作り、建物の温度上昇を抑え用という取り組みです。植物の葉を茂らせることで直射日光をさえぎるとともに、葉から蒸発する水分で周囲の温度を下げる効果が期待できます。植物の種類を工夫すれば、美しい花を楽しんだり実の収穫ができるので植物を育てる楽しみも広がります。

グリーンカーテンの作り方

用意する物はプランターや鉢底石、培養土、支柱、ネットのほか肥料やジョウロ、スコップなどです。グリーンカーテン用のプランターやネットを使うと準備がしやすいです。種から育てた方が費用は抑えられますが、発芽させるのが難しいものもあるので、初心者は苗から育てる方が簡単です。

プランターに鉢底石を敷き、プランターの淵から2~3cm下まで培養土を入れます。こうすると水やりのときにプランターから水があふれるのを防ぐことができます(ウォータースペースと呼ばれます)。

種から育てる場合はタネ袋の説明に従って撒きましょう。苗を植える場合は、プランターにポットがすっぽり入るくらいの穴を掘って苗を入れ、隙間に土を入れたら手で上から軽く押さえます。植え付けがすんだら、たっぷり水をやりましょう。植物が育ってきたら支柱にネットを張り、プランターの近くに設置してつるを這わせます。

グリーンカーテンにおすすめの植物

ゴーヤ(ニガウリ・ツルレイシ)

グリーンカーテンと言えば、すぐに思い浮かぶのはゴーヤではないでしょうか。ゴーヤは熱帯アジア原産のつる性の1年草で、イボイボが特徴的な実がなります。沖縄では古くから熟す前の青い実を収穫してゴーヤーチャンプルーなどの料理に使っていました。近年は全国的にスーパーなどで購入できる野菜として認知されています。

熟した実は全体に黄色く色づき、完熟すると下の方からぱっくりと割れて、真っ赤なゼリー状のものに覆われた種が出てきます。このゼリー状の部分は甘いので、そのまま食べることができます。黄色く熟した果皮も食べることができますが、シャキシャキとした食感は失われています。完熟するとゴーヤー特有の苦みは無くなります。

アサガオ

誰もが一度は育てたことがあるであろうアサガオ。夏の花として真っ先に名前が挙がる花の1つです。アサガオは品種改良が進んでおり、花の色や大きさもいろいろあります。とても生育が良く病気にも強いので、初心者でも育てやすいのが特徴です。

アサガオは江戸時代から品種改良がおこなわれ、日本人に非常に愛されている花の1つです。その多くは1年草で、くし型に切ったトマトのような形の種ができます。種は「牽牛子(けんごし)」という漢方薬として下剤や利尿剤として利用されますが、毒性が強いので一般の人が安易に扱うのは危険です。

アサガオの種類としては日本アサガオと西洋アサガオが良く知られています。西洋アサガオは非常によく育ちますが、開花時期が少々遅めなのが特徴です。品種によっては種をつけず、関東以西で越冬しする宿根タイプもあります。

パッションフルーツ(クダモノトケイソウ)

ブラジル地方原産のパッションフルーツは多年性のつる植物です。厚みのあるしっかりとした大きな葉が茂ります。花は時計のような形をしており、卵のように丸くつややかな実がなります。完熟すると黄色やワインレッドに色づき、食べることができます。

気温が4℃以上あれば越冬も可能です。寒い時期は屋内に入れて観葉植物としても楽しめます。茎は硬めで葉もしっかりしており、夏は旺盛に成長するので、屋内に入れるときには仕立て手直しが必要かもしれません。苗は4~5月に出回りますが、挿し木で増やすことも可能です。

シカクマメ

シカクマメは角ばったさやの実がなるマメ科のつる植物です。珍しい姿かたちなので、子どもたちも喜ぶのではないでしょうか。8月にスイートピーのような愛らしい花をつけ、9月には若いさやを収穫します。日本では若いさやを食べるのが一般的ですが、花や葉など全ての部分が食べられます。最近は家庭菜園で育てる野菜としても人気です。

寒さに弱いので、種まきは十分温か可くなった5月が適しています。夏の暑さには強ですが乾燥に弱いので、熱い日が続く夏には十分な水やりが必要です。

ホップ

ビールの原料として欠かせないホップは、香り豊かなハーブの一種です。毬(まり)のようにふっくらとした受粉前の雌花(毬花<きゅうか>)がビールの苦みや香り、泡持ちの良さを生み出します。また雑菌の繁殖を抑える働きもあります。

近年はグリーンカーテンとして利用する人も増えています。ただし暑さに弱いので、栽培するなら東北より北がおすすめです。アルカリ性の土を好むため、酸性土壌の場合は苦土石灰などで中和してから苗を植えましょう。

ホップは宿根草で、冬越しが可能です。水を吸い上げる力が強いので水切れに注意しましょう。

まとめ

毎年定番のゴーヤを育てていると、子どもたちも飽きてしまいますよね。年によって育てる植物の種類を変えて、野菜や花を収穫し、バリエーションを楽しんでみてはいかがでしょうか。