シニア世代が保育の救世主? グランドシッターに期待される役割

こんにちは、ICTキッズ編集部です。保育業界は慢性的な人手不足が問題となっています。保育士の数を確保できず、定員に満たない園児数しか受け入れられない園も少なくありません。そんな保育業界にシニアの力を動員するため、グランドシッターという資格が登場しています。

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高齢者雇用のメリット

総務省の人口推計によると、2018年の日本の人口に占める65歳以上の割合は28.1%です。少子高齢化が進んで労働者人口が少なくなったために、さまざまな業界で人手不足が叫ばれています。

政府はシニア世代の雇用促進を進めています。幅広い世代が働ける環境を整えることで、高齢者の充実した生活や経済的自立を促すとともに、慢性的な人手不足を補いたい考えです。

働く高齢者の受け皿になれる

出典:厚生労働省高齢者の雇用促進に向けて より引用

平成25年の内閣府が全国の60歳以上の男女に行った調査によると、65歳を超えても働きたいと回答した人の数は全体の7割に及びます。しかし雇用の受け皿は、まだまだ足りていないのが現状です。

早朝や夜間など、保育士が不足しがちな時間帯に保育補助としてシニア世代の力を借りれば、保育施設の慢性的な人手不足を補うことができます。またシニアに働く場所を提供することで社会貢献にもつながります。

子どもたちに幅広い世代との関わりを提供できる

子どもの世界は保護者の交友関係によって大きく広がったり閉じたりします。ご近所づきあいや家族ぐるみのお付き合いが少ない家庭の場合、家族以外のシニア世代と触れ合う機会を作るのはなかなか難しいものです。

核家族化が進む都市部では、祖父母や親せきと遠く離れて暮らしているケースが多く、交流機会が乏しくなりがちです。保育の現場にシニア世代が参加することは、家族以外の高齢者と交流を持つ機会になり、子どもたちへの良い影響が期待できます。

特定求職者雇用開発助成金が受けられる

特定求職者雇用開発助成金とは、65歳以上の離職者を、1年以上継続して雇用できる労働者として雇い入れる、事業主に支給される奨励金です。受給するためには、

(1)ハローワークまたは民間の職業紹介事業者等の紹介により雇い入れること。
(2)雇用保険の高年齢被保険者として雇い入れ、1年以上雇用することが確実であると認められること。

出典:厚生労働省 特定求職者雇用開発助成金(生涯現役コース)より引用

という2つの要件を満たす必要があります。1週間の所定労働時間が20時間以上30時間未満の「短時間労働者」を中小企業が雇用した場合、総額50万円が支給されます。

<参考>
厚生労働省:高齢者の雇用促進に向けて

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グランドシッターとは

一般社団法人日本ワークライフバランスサポート協会の「グランドシッター」は、孫育てや保育業界に関心のあるシニア向けの民間資格です。保育園や学童保育、地域貢献など、子どもとかかわるときに必要な知識やスキルを身につけます。

グランドシッター初級認定コース は保育士や小学校教諭などの資格がない人でも受講でき、2日間で資格を取得できます。座学や実習が用意されており、実践的な内容になっています。

グランドシッター資格のメリット

保育士資格がなくても働ける保育補助は、パートやアルバイトによる雇用が多く短時間シフトで働けるため、主婦やシニア世代の応募が多い職種です。保育補助はあくまでも保育士のサポート業務に限られていますが、子どもと触れ合う機会も少なくありません。あらかじめ専門的な知識を身につけている人を雇うほうが安心感がありますし、即戦力としての期待も高まります。

<参考>
一般社団法人日本ワークライフバランスサポート協会:グランドシッター初級養成講座

まとめ

現在の子育て世代が子どものころに比べると、今の高齢者は非常に元気でアクティブです。働く意欲もあり、たくさんの人との交流を求めている人も多くいます。

保育施設でシニアの力を活用することは、子どもたちにとっても社会にとってもメリットが期待できます。地域みんなで子どもを育てる取り組みのひとつとして、グランドシッターを採用してみてはいかがでしょうか。

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