あんしんノートを導入した【藤の里保育園】の声

こんにちは、ICTキッズ編集部です。今回は大阪府高槻市藤の里町にある認定こども園「藤の里保育園」のシステム導入事例をお届けします。「藤の里保育園」では、園ごとにカスタム可能なICTシステム『あんしんノート』を導入されています。大島園長にお伺いした「導入に至った経緯と導入後の様子」のお話は、ICTシステムの導入を検討している皆さんに是非参考にしていただきたい内容です。

データ化することで事務の低減と省力化を実現

–ICTシステムを導入したのはどのような目的からですか?

事務仕事が煩雑だったため、登降園の管理をデータ化することで事務量の低減を、また保育の記録や計画を手書きからデータ保存へと変えることで省力化することを目的としました。

–いつ頃、どういったICTシステムを導入されたのですか?

当園用にフルカスタマイズされたFLシステムの『あんしんノート』を、2017年の4月より導入しています。

–現在使用されているのはどんな機能ですか?

登降園の管理と保育の記録・計画、また保育料請求の機能を主に使っています。

園に合わせてカスタマイズ

–『あんしんノート』はどのようにカスタマイズされたのですか?

計画書類の書式などを当園のスタイルに合うようにカスタマイズし、必要な機能を絞って導入しています。

市販のシステムだと登降園で使用するカードをお子さんの数だけ持たないといけない場合が多く、兄弟・姉妹で通われている保護者の方に負担が掛かっていました。この問題を解決するために、別の保育システムで作られた開錠のためのICカード1枚を使って、複数名の登降園記録ができるように設計してもらいました。

–どのような機器でシステムをお使いですか?

システムへの入力は職員がパソコンで行なっています。他に登降園の記録用に保護者の方が使用するタブレットが3台、職員の出退勤を記録するためのタブレットが1台あります。

–導入後に園内の業務はどのくらい改善されましたか?

アナログ作業が減ったことで、業務時間の短縮に繋がりました。データを蓄積できるので、過去のデータを探せる点にもメリットを感じています。アナログだと日誌が一日抜けたり翌日に回されたりと、計画類も後回しになりがちでしたが、パソコンを使おうという意識から当日内の処理、速い処理へと繋がるようになりました。職員の気持ちに変化が見られたのが大きいですね。日案や月案の作成スピードも上がってきています。

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導入から半年。手ごたえは?

–職員の皆さんの反応はいかがですか?

システムの導入から半年しか経っていないこともあり、まだ使い慣れていない印象です。パソコンに抵抗のない職員からは「楽になった」という声も聞こえてきますが、全員が使いこなせるようになるには、まだ時間がかかりそうです。

それでも導入当初に比べれば入力のスピードも上がり、効率よく使えるようになっています。

–保護者からの評判はいかがですか?

職員にとっては便利なのですが、保護者の方にはあまり便利だと思われていないようです。それでも、ICカード1枚で登降園の手続きができることについては、喜んでいただけていると思います。

–保護者の方からはどういった声が上がっていますか?

主に登降園の機能について、使い方がわからなくてスピードが遅くなったり困ったりしたというお声は耳にします。またネットワークの不調やタブレットの故障が発生したときには、ご意見をいただくこともあります。

延長料金が発生する場面では、少し話していて1分過ぎてしまったとか、駐車するのに待っていたら時間が来てしまったという理由で、トラブルに発展するケースもありました。手書きの時には融通の利いていた部分が厳密になったことで、園がどんどん管理化されているという不安を持たれているのかもしれません。

これからも進化し続けるために

–システム導入時に苦労されたことはありますか?

やはりカスタマイズの作業ですね。業者とはシステム導入の半年前から話し合いを始めました。やり取りの中で業者に当園の運営方法を理解してもらいながらカスタマイズを進めており、今でもその作業は続いています。

カスタマイズしていく中で、計画書類などのフォーマットをシステムのプログラムに沿って変更する作業が発生し、職員に理解してもらうのには苦労しました。原因は職員がICT化した後の状態をイメージできなかったことでした。使い始めてからも様々な意見が出たり、不具合が生じることもありました。

カスタマイズしてシステムを作り上げるのは確かに大変です。でも、そのおかげで当園のスタイルに沿ったものができたので、ありがたく思っています。

–嬉しかったエピソードはありますか?

いまはまだ無いですね。メリットが出てくるのはもう少し後でしょうし、職員たちが使いこなすにもまだ時間が掛かると思っています。今は評価や評判よりも、やり続けることが大切だと考えています。

–今後使いたい、使いこなしたい機能はありますか?

身長や体重といった保健関係のデータ管理機能を使いたいと思っています。すでにシステムは入っているのですが、計測の際にパソコンを横に置いて入力しなければならない点が現在の課題です。手書きで記録した場合、データをシステムに移行するのに新たな業務が増えてしまうため、今のところ使用までには至っていません。ただ蓄積したデータは園のまとめとして子供たちへも還元できる要素が大きいので、ぜひ導入したいと考えています。

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検討中の方へのアドバイス

大島 園長

–ICTシステムを検討中の保育園に向けて、何かアドバイスをいただけませんか?

ICTシステムはカスタマイズできるかどうかが重要です。市販のソフトには多くの機能を備えたものがありますが、自園の形式に合っていないと、職員が振り回されてしまう可能性があります。例えば書式が縦から横に変わるだけでも、アナログな職員は混乱してしまうので、園のスタイルに合ったシステムに変更できるようなものを選ばれると良いのではないでしょうか。

それから、近くの業者を選ぶことも大切です。すぐ来てくれるフットワークの軽い業者だと、不具合が出た時の対応も速く、システムのマイナーチェンジの話し合いもしやすいです。

【取材協力】藤の里保育園

1978年に開園し、2015年に認定こども園に移行した藤の里保育園では、「ピラミッドメソッド」というオランダ政府教育機構が開発した幼児教育法を採用しています。毎月のテーマに合わせて、子ども達の発育領域ごとに用意された遊びを子どもたち自身に選んでもらい、小さなグループで保育します。通常の保育以外にも、親子サークルや地域のサークル活動が活発に行われています。

「子どもたちの為に!」を合言葉に、毎日明るく、楽しく、気持ちよく過ごしています。 随時見学も受け付けていますので、お気軽にご連絡ください!

保育園情報

使用システム:あんしんノート
定員:150名
開園時間:7:00~19:00(土曜のみ18:00)
住所:大阪府高槻市藤の里町38−28
電話:072-672-0124
ホームページ:https://www.osakasuijyorinpokan.com/認定こども園藤の里保育園/

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