園だよりでお困りの保育士の方に!!保育園でつかえる文章術【基礎編】

こんにちはICTキッズ編集部です。文章を良く書いているとまわりから「いつも文章がそんなにかけてすごいですね。」と言われることがあります。実は、毎日数千文字を書くことは、そんなにすごいことじゃないんです。意外と基本フォームさえ覚えてしまえば簡単に書けるようになりますし、毎日書いていると書きながら次の言葉が自動的に出てくるようになります。それでも私たち自身、文章で物事を伝えることに非常に苦労しております。毎日保育日誌や連絡帳などを書いている保育士さんにとっても“書く”スキルというものは重要になってくるのではないでしょうか。今回ICTキッズでは、”お便り”や長文を書くときに使える文章術を御紹介いたします。

文章を伝える相手がだれでしょうか?

まずもって文章を書くときに、もっとも重要なポイントは“誰に”その文章を伝えたいのか?ということです。例えばこのICTキッズであれば記事ごとによって伝えたい人は様々です。しかしサイト全体でみると、保育に関わるすべての人を対象に文章を書くように心がけています。まちがっても近所の八百屋のおばちゃんに向けて書いているわけではありません。(もし呼んでいただけているのであれば・・・・ありがとうございます。)そして、この記事は保育士の方で、園だよりでお困りの方向けに文章を書いています。まずは、その園だよりは誰に対しての文章なのかを明確にしておきましょう。

たまに保育園や幼稚園のHPなどを見ていたりすると、保育園という雰囲気であるためか、それともHP製作者の勘違いからなのか“園児”が喜びそうな文章やイラストなどを載せているサイトを見ることがあります。園の雰囲気を伝えるためにそのようなデザインにするのは分かりますが、保育園のホームページを見るのは「保護者」か「保育士」の方です。つまり大人の方が見るということなのです。それにあわせた情報内容、つまり文章にしなくてはなりません。まずは園便りは誰に対して書く文章なのかを明確にしておきましょう。

大抵の場合は保護者の方に向けてであるかと思いますが、内容によってはお父様に向けて、お母様に向けて、祖父母の方にむけて、近所の方に向けてと様々シチュエーションがあるかと思います。園だよりで書く内容に困ったときは、逆にこの伝える相手を明確にすることで内容が定まる場合があります。この文章術は、対象の相手を具体的にすればするほど効果があります。例えば「●●地区に住んでいる年少組みの保護者に対して」このような事件がありましたので登下校は十分に注意していただければとおもいます。

一番伝えたいことは2回かけ!

伝えたいことは山ほどあるけれども、特に伝えなければならない情報というのは限られてきます。その書き手の伝えたいことは冒頭と末尾に持ってくるようにしましょう。例えば、「おゆうぎ会」の情報などは日時の情報や開催場所、演目など多くの伝えたい情報があります。しかし園だよりのスペースの関係上、もうすこし肉付けをして文章量を増やさなくてはいけない場合あったりします。その際に『昨年の「おゆうぎ会」はこんなことがあって楽しかったんです!だから今年も去年にまけずに・・・・・・』といった文章をいれることがあります。このように文章を肉付けしていくと、冒頭で主旨を伝えていたとしても、長い文章を読み終えた後に、結局何が伝えたかったことなのかが不明確になってくる場合があります。そこで文章の終わりや段落の終わりには必ず主旨を入れるようにしましょう。「おゆうぎ会」のお知らせであれば、冒頭に「●月●日におゆうぎ会を行います。今年のおゆうぎ会では・・・・・・・ ・・・・それではまた、保護者のみなさまのお越しを●月●日のおゆうぎ会でお待ちしております。」といった具合に2回文章に書き込むことで、相手に大切な情報を伝えやすくなります。

文章の分かりやすさはデザインで決まる。

文章を読んでいて読みやすい文章と、そうでない文章があります。文章の読みやすさの違いは「文章力」の違いによるものだと思っていませんか。もちろん文章の読みやすさは文章力や相性にもよりますが、一番は「見た目のデザイン」であることがあげられます。では今から少し読みにくい文章構成で以下の文章を書いていきます。人は文章を何で理解できるのかという問いに対して、「目」でみてから読むということを忘れがちです。つまり文章は目から認識されて、続いての認識行動として文字を読むという動作を人は自然と行っています。視覚的に読みにくい文章構成であると文章が読みづらくなってしまいます。一昔まえのホームページのデザインを見るとよく理解できず文章を読む気が起こりません逆に最近のサイトデザインができているサイトの文章を読んでいただくとその違いがわかるかとおもいます。文章の文字詰めから行間イラストの使い方句読点の使い方など文章のデザイン方法は様々です。この文章におけるデザインは紙ベースで制作を行っている園便りでは特にしっかりとしたデザインにすることで相手に伝わりやすくなるのではないでしょうか。

とここまでは文章をあえて読みづらくしておりましたが、いかがでしたでしょうか。句読点も入れないことで文章は読みづらくなっていたかと思います。上手な話し方をするために心地よい間の取り方があるように、文章にも読みやすい行間から文字数の間があります。この間をしっかりと把握して文章を作成するだけでも文章が読みやすくなります。ちなみに一つの文章には40文字程度、段落には3~4文があると良いとWebのメディアでは言われています。是非あなたの園だよりにあった文字数と行間を探して、読みやすい園便りの制作をしてみてはいかがでしょうか。

文章を書くスタイルを見つけよう

最後になりますが、文章を書く上で重要なポイントは自身にとって最適な執筆スタイルを見つけるということです。執筆スタイルというと少し堅苦しく感じますが、簡単に言ってしまうと自分にあった文章の書き方を見つけて欲しいということです。自分にあった書き方とは、ですます調よりも話し言葉の文章がよい!といったものではありません。ここでの執筆スタイルというのは、書き出す手順にあたります。文章を徒然なるままにかけるのか、しっかりとプロットを決めない書けないのかといことを知るということです。

徒然なるままの印象派スタイル

このスタイルは読んで字のごとく、思いをめぐらすままに文章をかけるタイプです。このタイプの場合であると、きっちりとプロットなどを決めて文章を書こうとすると書き出せなくなるタイプになります。まずはとりあえず文章を書き出してみて、書きながら文章の構成を決めていくスタイルになります。このタイプの方は印象派の方で、話し言葉でも長嶋監督のような「ズバーってやって、どーんとするんだよ!」といった方が多いです。自分がこのタイプかな?と感じた人はとりあえず園便りの書く内容に困ったらひたすら文章を書いてみましょう、途中から文章の構成が決まってくるはずです。

しっかりプロット決め手の理論派スタイル

理論派スタイルの人は非常に事務的な文章を書くことにたけています。まずはルールにのっとって、伝えたいことは何なのかを明確にしたのち文章構成のプロットから文章を書き出します。整理整頓やルールに厳しいかたは、これからお伝えする書き方を試していただければと思います。まず上記にある読み手の人を具体的に決めてください。次に伝えたい事柄を箇条書き10個ほどだしてみてください。その箇条書きをしたリストの中から伝えたい物事を3つほど選んでください。選んだ物事に簡単なタイトルを決めてください。そうする事で自然と文全体の構成が見えてくるはずです。また3つの物事が1つの文の小見出しになるはずです。つまりはプロットがこれで完成します。あとはそのプロットに沿って書き始めるだけです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。園だよりに頭をなやませていらっしゃる方のお役に立ちましたでしょうか。では、もう一度簡単に今回の文章術の復習をします。

  1. 園だよりを読んでくれる人を明確にする。(より具体的に!)
  2. 伝えたいことは文章の冒頭と末尾に2回書く!
  3. 文章における間の取り方を考えよう。(1文30文字から40文字で、1段落3文から4文にする。)
  4. 自分の書き方の印象派・理論派かを知るために2通りのパターンで書いてみよう。
    1. 印象派スタイル:とりあえずがむしゃらに書き出してみる
    2. 伝えたいことを10個リスト化してその中から3つを選びタイトルを作り、プロットを形成する

以上のやり方で文章を書いていってみましょう。だんだん慣れてくると文章を書くことも楽しくなってきます。伝えたいことを伝えられるようになることほど楽しいことはありません。園だよりを書くことがめんどくさいということから楽しいに変わるかも知れません。園便りでお困りの方は是非ためしてみてください。