【新人保育士研修用】保育指導案の作成の5つの指導準備

こんにちは、ICTキッズ編集部です。保育業務を新人保育士に指導する際に、一番苦労するのが保育指導案作成の書き方ではないでしょうか。園にとってもクラス全体の保育状況を把握・確認する意味でも重要になってくるものですので、新人保育士にはいち早く、園のフォームに沿った保育士指導案を作成できる様になって欲しいものです。

園の教育・保育方針の明文化と説明文の作成

園の指導方法や方向性を明確に決めているところもあれば、保育士に指導方法や方向性を任せている保育園もあるかともいます。なんとなく私どもの園はこのような教育方法・方向性で保育を行っておりますといっているかもしれません。そのような場合は、保育士の受け取り方によって、変わってしまう場合がありますので、園児への保育方法・指導方法の方向性についてしっかりと明確にしておく必要性があります。

保育園毎のホームページをみていただけると、園毎の教育・保育方針が書かれていますので確認することをおすすめします。すでに自園の教育・保育方針があるとおもうのですが、明文化の方法が園毎に様々です。標語的にうちだしているところだけや、年齢の年間目標にかかれるような文章が書いてあるところなど様々です。

年齢・クラスごとの目標を園で既に固定しておくと新人保育士にとっても指導案が書きやすく、園全体での方向性を明確にすることができるのではないでしょうか。園児だけでなく、保育士にも自由保育を推奨する保育園であるとこのような形での枠組みは難しいかもしれませんが、保育士の指導のためにも明文化、基本の文章を決めておくことが重要です。

園内の学年・クラス毎の年間目標のテンプレートの作成

園内のクラスごとに、年間目標のテンプレートを作成しておきましょう。幼稚園は、年少・年中・年長組みの学年ごとにテンプレートを作成することで、制作時間の短縮を図ることができます。同様に保育園も年齢毎にクラスが分かれているかと思いますので、クラス毎の年間目標のテンプレートを準備しておきましょう。

指導案において、年齢毎に年間目標を選択できるように設定しておくだけでも、その後の保育のねらいや内容を決定することがしやすくなります。例えば0歳児の目標として

0歳児の年間目標 ・発達に応じた適切な援助による、離乳、運動機能の発達、発語の意欲を育てる
保健的で安全な環境をつくり
発達に合わせて、身体活動を活発に行う。
聞く・見る・触れるなどの経験を通して、感覚や手や指の機能を発達させる。
生活リズムを重視して、生理的欲求を満たし、生命の保持と情緒の安定を図る。

というような年間目標を単文にしておき、リスト化することで保育士は上記のなかから選ぶだけで年間計画の根幹を決定することができます。年間計画の根幹を決定することで、スムーズに年間計画をたてることができ、月案・週案・日案におとしこんでいけるのではないでしょうか。

園児台帳管理システム・共有の重要性

園児情報を保育士間で共有・更新できるシステムを園に導入することで、保育指導案の制作スピードは圧倒的に上げることが可能になります。通常、保育士は指導案を作成するにあたり、園の教育方針に沿うだけでなく担当する園児の状態・生活環境・発達などを踏まえて保育指導案を作成していきます。

担当園児の情報は、紙ベースで保管されていると探し出すまでに時間がかかる場合がありますが、共有管理システムなどで園児台帳を管理することで手元のシステムディバイスなどから簡単に担当する園児情報を共有することができるので担当園児の状況を確認しながらの指導案の作成ができます。

さらに学年があがるごとに少しずつ成長する園児の発達をチャートやデジタルデータでみることにより比較検討することがしやすくなります。グラフやレーダーチャートなどを利用することで、担当する園児の総合的な状況も一目で判断できます。これにより、新しく担当するクラスにとって必要な保育とは何なのかを導き出すことが容易になるからです。

おススメの園児管理システムはCoDMONです。これであれば園内におけるタブレットなどで簡単に園児情報を共有することができるので、新しく担当する予定の園児の状況を前もって把握することができるので新人保育士も前もって指導案の構成を検討することが可能になり、より園児に寄り添った指導案作成が可能になります。

指導レビュー手順のシステム化

園全部の指導案を先輩後輩関係なく、レビュー・確認する作業フローを構築することをおススメします。指導するのではなくレビュー・確認するという作業工程をいれることで、他の人の指導案を見る機会が増えます。新人保育士にとっては、先輩保育士がどのような指導案を作成しているのかを知ることができます。また先輩保育士にとっては、後輩保育士がどのような目線で保育を行おうとしているのかを知ることができるので、教育担当でなくても自然と先輩保育士が後輩保育士に対して指導するという流れが園内に生まれてくることを促します。

指導案作成手順書の作成・アップデート方法

実際に指導案作成の手順書・マニュアルを作成しておきましょう。小規模保育などであると、教育などに時間をかけることができないかとおもいます。新人保育士への的確な指導ができる人的余裕がない場合には、マニュアルやトラブルシューティングを作成しておくことで、独学で新人保育士が成長できる環境を整えてあげましょう。

指導案作成におけるマニュアル・トラブルシューティングについては先輩保育士が自信の指導案作成時に行っている手順をリスト化することからはじまります。人によっては、日案や週案をイメージしたうえで、月案・年間計画スケジュールを決める方と様々であるはずです。園運営者はまず、自園の保育士がどのような手順で指導案を作成しているのかのアンケートを定期的にとっておくと良いかもしれません。

指導案作成時における問題・困った点などを、毎年データとして積み上げていくことでマニュアルの濃度やトラブルシューティングにおける対応範囲が広がっていきます。毎年のアップデートで、園における指導案制作マニュアルやトラブルシューティングの質を高めていきましょう。

園内におけるPDCA文化の構築

最後に園内におけるPDCAのサイクルをまわせる文化を構築することで、園内の指導雰囲気や質を高めていけるようにしておきましょう。園愛におけるPDCAとは具体的に、PLAN:指導案計画作成からDO指導案をベースにした保育の実行、CHECK:指導案における日々の反省から、ACTION:次回からの改善やアクションの決定の流れを構築するということになります。

指導案を作成して、流れ作業で指導案にそった保育をおこなって、反省文章をかくだけでなく、実際に仮説をもって指導案を作成し保育に望める感情にしておきましょう。仮説をもって計画書を作成すると、実際に行動するという作業をより検証的におこなうことができるで振り返りもしやすく、改善もしやすくなります。